採れたての状態を冷蔵庫などで長く保存するためには、栽培した時と同じ環境を作ることが必要です。
今までのように、冷風を当てる冷却方法だと被冷却物は冷えると同時に乾燥して、劣化を速め、廃棄せざるを得なくなります。
そこで、「恒温恒湿コンテナ」は角パイプをコンテナ内部の壁に接触させた状態で這わせ、その管内にチラーユニットで冷却された液(ブライン)を循環させ、壁面全体を冷やします。
これにより、コンテナ内部の貯蔵品を無風の状態で冷却できるようになり、野菜、果実、花卉など被冷却物を覆っている水蒸気バリアーを壊さずに冷却し、乾燥を防ぎます。また、壁面全体が冷却体なので、庫内温度のバラツキを最小に抑えます。
また、特殊なマイクロミストによる加湿装置で98%以上の湿度を維持します。
しかし、高湿度にありがちな、野菜・果実表面への水滴の付着や、段ボールの湿気は皆無です。
このように、採れたての鮮度・品質を長期間保ち、劣化にともなう廃棄ロスを減らすことにより、SDGsに大きく貢献します。
(実用新案第3236249号)
※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
基本情報
「恒温恒湿コンテナ」に使う海上用コンテナは、海上で過酷な環境使用されるため、耐久性に優れています。
コンテナ内部の壁面と天井は総ステンレス製、床はアルミ製で、断熱材の厚みは80ミリもありますので、冷蔵状態が長く保たれます。外部は3.2ミリ厚の頑丈な鉄製です。
床にローラーコンベアーを設置しますので、パレット単位の入出庫が可能です。
また、側面にスライド式のドアを付けますと、人手による入出庫や先入れ先出しがやり易くなります。
コンテナですので、プレハブ倉庫のように設置や移動が簡単で、屋外に設置できます。
恒温恒湿コンテナの仕様
内寸(mm) 長さ×幅×高さ
■40フィートタイプ:11,618×2,286×2,507
■20フィートタイプ: 5,450×2,292×2,580
※加湿装置、配管類を内部に設置するため、有効内寸は異なります。
※コンテナの製作メーカー、製造モデル、冷凍装置などにより寸法の細かい差異があります。
■庫内温度:+5℃~+15℃
■冷却液(ブライン)温度:-5℃~+5℃
■庫内湿度: 98%~30%
価格帯 | お問い合わせください |
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納期 | お問い合わせください |
用途/実績例 | 【用途】 ■葉物野菜 ■根菜類 ■フルーツ ■花卉類 |
お問い合わせ
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