超硬合金は優れた硬度、耐摩耗性から工具・刃物・金型・治具などに広く使用されています。
しかしそれらの特性ゆえに難加工材料として知られており、
従来の加工方法では複雑な形状の実現が困難、納期が長くなるなどの課題がありました。
当社はこの課題を解決するため、積層造形専用の超硬合金粉末を開発しました。
独自の材料設計により、最適な粒度分布と流動性を実現して高精度な造形を可能にしています。
期待される効果
・内部水冷管構造など自由な形状設計の実現
・ニアネットシェイプ化による大幅な納期短縮
・加工部位が減ることによる材料ロス削減
当社の積層造形用超硬粉末は、切削工具・金型・耐摩耗部品など、様々な産業分野での活用が期待されます。
特に、センサーや冷却機構を内蔵した高機能金型の製造において、その真価を発揮します。
さらに、当社は3Dプリンタを自社保有しているため、粉末提供だけでなく、
超硬造形テストや造形物の物性評価など、トータルソリューションをご提供可能です。
超硬合金の3Dプリンティング技術という革新的な材料ソリューションにご興味がございましたら、ぜひお気軽にお問合せください。
基本情報
▼関連製品ページ
3D積層造形用 超硬合金粉末 研究プロジェクト成果のご紹介
https://www.ipros.jp/product/detail/2000693829
※詳しくはカタログをご覧ください
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用途/実績例 | 【期待される用途】 工具、金型、冶具など 3Dプリンタの特長である自由な形状設計が超硬材料でも可能となります。 また超硬部品試作時間の大幅な短縮も期待できます。 |
詳細情報
愛知県及び公益財団法人科学技術交流財団が実施する「知の拠点あいち重点研究プロジェクト」において、名古屋大学の小橋 眞教授、旭精機工業株式会社、あいち産業科学技術総合センター、当社が参加する研究グループは、3Dプリンターを用いて内部構造を有する超硬合金の金型の開発に成功しました。
3Dプリンタで内部配管を有する超硬パンチを造形しており、
検証のため実際に造形超硬パンチを実機で深絞り加工に使用しております。
なお10万ショット後もワーク、パンチ共に異常がないことを確認しており、
今後さらにショット数を増やしての検証も計画されております。
当社は超硬合金粉末を用いて金属3Dプリンター(粉末床溶融結合法:PBF)を用いて造形するために必要な、
金属3Dプリンターに適した特性の粉末を開発しました。
それら3Dプリンター用超硬合金粉末は製造・販売を開始しています。
なお画像の超硬パンチは日本積層造形株式会社様で造形実施しております。
お問い合わせ
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株式会社フジミインコーポレーテッド