FDSプロセスでは最大 4,000 N という巨大な押付力が発生するため、従来のスクリュードライバシステムでねじ締めすると、生じる反力によりロボットがねじ締めとは反対に押し上げられてしまいます。これにより、締結軸が変位してダウンホルダーが移動しバッテリーケース表面の押さえが横にずれて表面を傷付ける原因となります。 ストーガー社のFSFシステムでは、この問題に対して角度オフセット補正(特許出願中)により、表面でのスリップを防ぎます。
一般的なFDS向けの従来の締結システムでは、ロボットのたわみを可能な限り低く保ち、押し込みを最小限に抑えるために、可搬重量 360 kg 以上のロボットが使用されています。