ε-ポリリジン(以下、ポリリジン)は正式にはε-ポリ-L-リジンと称される物質です。ヒト必須アミノ酸のL-リジンのε位のアミノ基とα位のカルボキシル基がアミド結合により25~35個連なったホモポリマーです。
1989年以来、30年以上の製造実績があり、食品保存料として広く使用されているアミノ酸の保存料です。
pH5~9におけるポリリジンとソルビン酸、酢酸、グリシンの最小発育阻止濃度(MIC)を紹介します。
ポリリジンは弱酸性から弱アルカリ性の幅広いpH領域で低い濃度にて安定した抗菌効果を示します。
我々が口にする多くの食品は弱酸性~中性付近のpHを有しています。幅広いpH領域で少量で安定した抗菌効果を示すポリリジンは様々な食品に好適に利用できます。
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基本情報
【ポリリジンの特徴】
■各種微生物に対して少量で優れた抗菌効果を示す
■広いpH範囲で抗菌効果を示す
■熱安定性に優れている
■キレート剤との併用で相乗効果を示す
■化粧品、衛生材料、日用品の添加物としての豊富な使用実績
■安全性が高いという保存料として優れた特性を有している
■水への溶解性も高く食品に使用し易い
■グラム陽性菌(セレウス菌等)、グラム陰性菌(大腸菌等)、酵母など広範囲の微生物、特に食中毒原因菌に対しても、優れた増殖抑制効果を発揮する
■枯草菌をはじめとする耐熱性菌に対しても、優れた増殖抑制効果を発揮する
■食品の腐敗に大きな影響を及ぼす乳酸菌に対しても強い抑制効果を発揮する
■厚生労働省のガイドラインに従い、急性毒性、亜急性毒性、慢性毒性、変異原性、体内動態試験などにより高い安全性が確認されている
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型番・ブランド名 | ポリリジン |
用途/実績例 | ※詳しくはPDFをダウンロードしていただくか、お気軽にお問い合わせください。 |
ラインナップ
型番 | 概要 |
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25%水溶液 | 25%ポリリジンを含む水溶液 |
50%粉末 | ポリリジン50%とデキストリン50%の粉体 |
関連カタログ
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