一般市民、観光客など多くの人が訪れる美術館、博物館、文化会館、図書館などは、エネルギー効率の良い温式のセントラル空調が使用され、その空調冷温水配管は材質が亜鉛メッキ鋼管(SGP管)の為、築後20年以上経過すると赤錆劣化が進行します。 配管継手部のネジ山が赤錆劣化で脱落すると、地震などでその弱った部分から漏水が発生します。また、配管内の赤錆劣化により、暖房や冷房の効率が悪い、早期に熱源装置が故障する等のトラブルの原因となります。この様な配管内の赤錆劣化問題を解決するのが、配管更生装置NMRパイプテクターです。
横浜市水道局では水道配管内に発生する赤錆を防止し、水中の殺菌用塩素濃度が赤錆により低下する問題を解決する事ができる実証試験を、当時築20年の鶴見配水池付属公舎にて、空室であった102号室浴室の給水管を使用して検証。
使用配管材料は、共有部がポリエチレンライニング鋼管、専有部が樹脂管で配管継手部に赤錆が発生。設置前の浴槽給水栓の夜間滞留水中鉄分値は0.27mg/l、その時の残留塩素は0.11ppm。また、設置前の2週間(1日3時間通水)で蛇口フィルターに付着した赤錆量は13 mg/lと、配管継手部の赤錆腐食は大変進んでいる事が判明。
鶴見公舎全体の給水引込配管(50A)へNMRパイプテクターを設置すると1週間後には浴槽給水栓の夜間滞留水中の鉄分値は0.15 mg/lと低下、残留塩素は0.56 ppmと設置前の5倍に増加。
NMRパイプテクターにより赤錆劣化が完全に停止し、既存の赤錆の表面が不動態の黒錆になり塩素減少が停止した事を証明した。
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