横浜市水道局では水道配管内に発生する赤錆を防止する事で、水中の殺菌用塩素濃度が赤錆により
低下する問題を解決する事ができる実証試験を、当時築20年の鶴見配水池付属公舎にて、空室であった
102号室浴室の給水管を使用して検証を行いました。
使用配管材料は、共有部がポリエチレンライニング鋼管、専有部が樹脂管で配管継手部に赤錆が
発生していました。NMRパイプテクター設置前の浴槽給水栓の夜間滞留水中鉄分値は0.27mg/ℓで、
その時の残留塩素は0.11ppmでした。また、設置前の2週間(1日3時間通水)で蛇口フィルターに
付着した赤錆量は13 mg/ℓと、配管継手部の赤錆腐食は大変進んでいる事が判明しました。
基本情報
その後、配管内赤錆防止装置NMRパイプテクターを鶴見公舎全体の給水引込配管(50A)に
設置しました。NMRパイプテクター設置1週間後に設置前と同条件で採水した、浴槽給水栓の
夜間滞留水中の鉄分値は0.15 mg/ℓと低下し、その時の残留塩素は0.56 ppmと設置前の5倍に増加しました。
この事でNMRパイプテクターにより新規の赤錆劣化が完全に停止し、既存の赤錆の表面が不動態の
黒錆になり、塩素減少が停止した事を証明しました。
設置4週間後の、同じ浴槽給水栓の夜間滞留水中の鉄分値は0.14 mg/ℓとNMRパイプテクターの
防錆効果が持続している事を立証し、残留塩素も0.52 ppmと高い残留塩素濃度を示しました。
また、設置前のフィルターに付着した赤錆量13 mg/ℓが、4週間後に同じ条件でフィルターに付着した
赤錆量は4.8 mg/ℓと約3分の1へ激減し、NMRパイプテクターの防錆効果、及び赤錆を黒錆へ
還元し赤錆流出量を減少させた事を立証しました。
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用途/実績例 | 累計導入実績数 4、200棟突破!※2020年3月 https://www.jspkk.co.jp/jp/results/ |
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