ポーツマス市内のヒルトンホテル・ポーツマスは5つ星ホテルとして世界的に有名なヒルトングループのホテルです。1981年に建設され、120の客室を有しています。
ヒルトンホテルは空調温水配管と給湯配管の管材に亜鉛メッキ鋼管(SGP)を使用していたため、築25年の時には配管内の赤錆劣化および漏水が深刻な状況となっていました。その上、赤錆が空調機器の熱交換効率を低下させ、定期的な配管洗浄を行う必要がありましたが、洗浄作業によって配管に穴が空き、漏水を引き起こしていました。
そこで、空調配管内の赤錆腐食および漏水を止めるため、2005年12月9日に配管内赤錆防止延命装置のNMRパイプテクターが設置されました。
基本情報
NMRパイプテクター設置前の空調配管の温水中の赤錆による鉄分値は37.55 mg/lと、赤錆腐食が大変進んでいました。 NMRパイプテクター設置21週間後に空調配管の温水中の鉄分値は0.292 mg/lと赤錆による水中の鉄分値は1/100以下に減少しました。 さらに、設置22週間後には0.276 mg/lと、空調配管の温水中の鉄分値は大幅に減少し、NMRパイプテクターによる配管内の赤錆の黒錆化による防錆および配管延命効果が立証されました。
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