モーズレー病院は貯湯槽につながる系統と、給湯ヘッダーにつながる系統の2つの独立した給湯系統を有しており、給湯配管に亜鉛メッキ鋼管が使用されていました。そのため、両給湯系統に発生する赤錆腐食および漏水防止対策のため、NMRパイプテクターが貯湯槽配管、および給湯ヘッダー配管それぞれに設置されました。
全5ヶ所で給湯配管中のお湯を採水し、水中の鉄分値の平均を計算したところ、
NMRパイプテクター設置前は13.824 mg/lだった平均値が、
設置15週間後→1.3882 mg/l
設置31週間後→0.4762 mg/l
設置49週間後→0.3428 mg/lと、大幅に減少しました。
この結果により、NMRパイプテクターが配管内の新規の赤錆形成を防止し、既存の赤錆を水に不溶で体積1/10の不動態である黒錆へと還元したことが立証されました。
今後NMRパイプテクターを設置し続けることで、給湯配管は配管内の赤錆が100%黒錆に変化するため、建物寿命まで延命されることが立証されました。
基本情報
【導入概要】
■病院名:モーズレー病院・NHS
■所在地:デンマークヒル、ロンドン
■病院概要:公立病院 250床 1923年創立
■設置日:2007年3月9日
■設置配管/設置数:給湯配管/PT-75DS×1台、PT-50DS×1台
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型番・ブランド名 | 配管内の赤錆防止装置「NMRパイプテクター」 |
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