蒸留、蒸留塔、蒸留装置の理解に必要な基礎知識を、わかりやすく解説!
関西化学は、蒸留、蒸発、精留、反応、発酵、抽出、溶剤回収等の
プラントエンジニアリングをおこなっています。
『大気圧と沸点』について解説いたします。
大気中のほとんどは空気と水で、大気圧はヘクトパスカル(hPa)で表現されます。
実はその大気圧とは、空気圧と水蒸気圧の和なのです。
鍋のお湯が沸騰するまでの状態では、鍋のすぐ上は、初めは湯気が上がり
段々と水蒸気が多くなります。
鍋のすぐ上の空気量が段々と少なくなっているのです。そして沸騰したときには
すべての空気がなくなりすべて水蒸気となります。
この日の大気圧が1,013hPaであったとします。鍋のすぐ上の水蒸気圧は
空気がなくなっているため水蒸気だけで大気圧となり1,013hPaとなっています。
そして、そのとき鍋の温度は100℃となります。
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