蒸留、蒸留塔、蒸留装置の理解に必要な基礎知識を、わかりやすく解説!
関西化学は、蒸留、蒸発、精留、反応、発酵、抽出、溶剤回収等の
プラントエンジニアリングをおこなっています。
『温度と蒸気圧』について解説いたします。
水が100℃で沸騰したとき、水の蒸気圧は1,013hPaです。
富士山の頂上では、大気圧はおよそ630hPaといわれています。鍋のお湯が
沸騰したとき、鍋のすぐ上では水蒸気がすべての空気を追いやっているので
水の蒸気圧は大気圧と同じ630hPaです。
そしてこのときおそらく沸騰しているお湯の温度は87℃となっています。
そして、エベレストの山頂では大気圧はおよそ300hPa。ここで沸騰した
お湯の温度は69℃です。
このように「沸騰温度は圧力によって定まる。」つまり物性値なのです。
言い換えれば、蒸気圧は温度によって決まります。
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