ガイナCFシート工法とは、接着剤の高含浸性処理が施された炭素繊維シートをコンクリート構造物に貼付け、トンネルの補修・補強を行う工法です。
「延焼性・自己消火性及び発生ガスの安全性」に合格しており、トンネル内で使用できます。また、シートに高含浸処理を施しており、専用接着剤と組み合わせることで優れた接着性能を有します。これにより施工中のシート剥がれを抑制し、安全な施工が行えます。
シートは、織り方の異なる2種類のシートがあり、炭素繊維を縦横2方向に織り込んだ主にはく落対策用途の「CR」タイプと、炭素繊維を1方向に引き揃えた補強用途の「UD」タイプがあります。
現行品のUD200・CR200(それぞれ目付量200g/m2)に加え、目付量300g/m2のUD300が新たにラインナップされたことにより、ガイナCFシート工法の適用範囲が広がりました。
基本情報
ガイナCFシート工法は、以下の特徴を有します。
■作業性
・使用する材料及び機材は軽量で、人力のみの作業が可能なため、重機等を必要としません。
・ガイナCFシートは容易に切断加工が可能なため、現場形状に追随させて容易に設置することが可能です。
・使用する機材はコンパクトなため、狭所での作業が可能です。
■耐久性
・構成する材料は、腐食性がないため、トンネル内環境下で安定しています。
■補強効果
・ガイナCFシートは鉄に比べて4分の1の比重ながら引張強度は6~10倍あり、コンクリート構造物に荷重を与えることなくコンクリートの補強やコンクリート片のはく落防止に効果を発揮します。
■コスト
・ガイナCFシートを継ぎ合わせることにより連続性が担保され、様々な形状・面積の施工箇所に対し、ガイナCFシートを貼付することが可能なため、施工が平準化され経済性に優れます。
■品 質
・ガイナCFシートCRタイプは、開繊処理を施した炭素繊維を採用しているため、樹脂の含浸性が高く、優れたCFRP化性能があることから品質が安定しています。
価格帯 | お問い合わせください |
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納期 | お問い合わせください |
用途/実績例 | ■施工実績(一部抜粋しています。) ・中央自動車道 辰野トンネル~伊北IC間改良工事 UD200 3,975m2 ・国道303号補助道路修繕工事(岩熊隧道) UD200 2,768m2 ・平成28年度 唐櫃・有野トンネル補修工事 UD200 1,724m2 |
詳細情報
(2方向高強度炭素繊維)
補修用炭素繊維シート
(1方向高強度炭素繊維)
多積層補強用炭素繊維シート
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