本記事ではCoat-XのCX-mC、 CX-mFという多層被膜で水蒸気透過率の測定を行った結果をご紹介します。
弊社ではポリマー単層とポリマー+SiO2の多層被膜の処理を行っており、今回は単層、CX-mC、 CX-mFの3種類を比較しました。用途によってどの被膜が合うのかをイメージしていただければと思います。
水蒸気透過率とは、24時間で1平方メートルに何グラムの水蒸気(水)を透過させたかという値になります。(単位:g/m^2/day)
ポリマー単層:8 g/m^2/day
CX-mC(多層被膜):0.0065 g/m^2/day 耐熱温度:115℃
CX-mF(多層被膜):0.013 g/m^2/day 耐熱温度:350℃
CX-mCは防湿抜群ですが耐熱性が115℃ほど。CX-mFは防湿性能ではmCに少し劣りますが、耐熱性が350℃ほどを保てます。両被膜とも耐湿性を単層と比べると、CX-mFは約100倍、CX-mCは約1000倍の性能を持っていることが確認されました。
弊社では目的に応じたコーティングを提案し、お客様のご希望に添えるようにしております。
基本情報
Coat-X Japanが提供するCX-とはPPX(ポリパラキシリレン)を主原料にコーティングし様々な外的要因から被覆物を保護します。CXコートにて多くのメリットを提供します。
■コーティングラインアップ
・CX-C:スタンダードなコーティング
・CX-F:高い耐熱性を持ち、狭い隙間まで入り込む
・CX-mC:Coat-X独自技術の多層被膜、とても高い耐水性を持つ
・CX-mF:Coat-X独自技術の多層被膜、耐水性と耐熱性を併せ持つ
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用途/実績例 | 採用実績 ◆モーター用磁石の耐水コート ◆電子デバイスへの封止コート ◆時計部品への防塵耐水コート ◆医療機器への生体適合封止コート その他実績あり。 |
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