ショットは、熱膨張率の高いAl(アルミニウム)を気密封止できる新しいガラスとプロセスを使ったGTAS(R)(ガラスとアルミニウムの封止)を開発しました。従来の気密端子では、ガラスの熱膨張率の制約から、使用材料がFe、SUS、FeNi、KVに限定されていました。
現在のリチウムバッテリーは樹脂などでの封止のため完全気密ではなく、電解液のドライアップや外部から水分の侵入があり、容量の低下や長期信頼性に課題があります。GTAS(R)をご使用いただくことで、お客様にて完全気密封止を実現いただけます。またシンプルな設計によるリチウムバッテリーの部品点数の低減により、お客様のバッテリーのコストダウンにも貢献します。
基本情報
【特長】
ショットのガラスとアルミニウムの封止技術を使用することで、以下のようなことが可能になります。
• シンプルなリッド設計および高気密によりお客様の部品点数低減によるコストダウン
• -40°C ~ +125°C 以上の高耐熱性
• 耐電解液ガラス封止によるセルへの湿気の侵入を防止
• 電極封止部からの電解液漏れを防止
• 気密ハウジングによりバッテリーの安全性を向上
•セル設計に応じて、バッテリーのさらなる大容量の維持および製品寿命の向上
【技術】
ショットは1930年代から、ガラスと金属の封止(GTMS)技術を用いた気密ハウジングの製造を行ってきました。この技術は、塩化チオニルリチウム(Li-SOCl2)電池用バッテリーカバーや車載用センサー部品において十分な実績をあげています。
20年以上に及ぶ一次電池封止の経験に基づく、この革新的なガラスとアルミニウムの封止技術は、長寿命が求められるリチウムイオン電池やコンデンサ用に開発された技術です。
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用途/実績例 | リチウムイオンバッテリー |
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ショット日本株式会社