ショット日本株式会社

GTAS(R)コンデンサ用ガラス封止リッド

最終更新日: 2021-06-10 14:51:48.0
アルミニウム電解コンデンサの高容量化と長寿命化を可能にします。

ショットは、熱膨張率の高いAl(アルミニウム)を気密封止できる新しいガラスとプロセスを使ったGTAS(R)(ガラスとアルミニウムの封止)を開発しました。従来の気密端子では、ガラスの熱膨張率の制約から、使用材料がFe、SUS、FeNi、KVに限定されていました。
アルミ電解コンデンサや電気二重層コンデンサでは、ゴムや樹脂などでの封止のため完全気密ではなく、電解液のドライアップや外部からの水分の侵入があり、容量の低下や寿命が長くないという課題があります。GTAS(R)を用いることで、お客様にて完全気密封止を実現いただけます。コンデンサの容量低下の防止(同容量であれば小型化、同サイズであれば容量Up)や、長寿命化に貢献します。

基本情報

【特長】
ショットのGTAS(R)コンデンサリッドは、以下のような性能向上や設計を可能にします。
• -40°C ~ +150°C の広範囲な温度耐久性
• 電解液の蒸発を防止
• 経時容量損失を最大60%まで低減
• コンデンサ設計の小型化
• 静電容量の増加
• 最大20%の電解液量低減が可能
• 内部抵抗50%以上の改善
• 長い製品寿命 
(値は容量設計により異なります)

【技術】
ショットは1930年代から、ガラスと金属の封止(GTMS)技術を用いた気密ハウジングの製造を行ってきました。この技術は、塩化チオニルリチウム(Li-SOCl2)電池用バッテリーカバーや車載用センサー部品において十分な実績をあげています。
20年以上に及ぶ一次電池封止の経験に基づく、この革新的なガラスとアルミニウムの封止技術は、長寿命が求められるリチウムイオン電池やコンデンサ用に開発された技術です。

※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。

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用途/実績例 アルミ電解コンデンサ、電気二重層コンデンサ

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