鉄骨造建築物の耐震補強工事では、建物に補強部材を取り付ける際に、溶接する方法が一般的です。しかし溶接工法は、作業や火気養生に手間と時間がかかり、かつ工事中の火災リスクを伴うため、火気を使用しない安全安心かつ簡易的な接合方法が求められています。
これまでのスマートフィット工法では、補強柱設置の際に溶接作業が必要でしたが、この度のリファインにより、既存躯体の柱がH 柱の場合に、無溶接で作業を行うことが可能となりました。また、柱脚部の靭性指標(F 値)の向上を実現しました。
カタログ発行日:2021/07
「スマートクロノス工法」は、現場での「無溶接」「施工効率の向上」をコンセプトに開発した、ブレース接合工法です。
引張ブレースのみに対応し、専用の SC 金物とボルトでブレース材の設置が可能です。
特長1 :無溶接化により火災リスクを低減
専用の SC 金物とボルトでブレース材を設置する無溶接接合工法で
火気を使用しないため、火災リスクを大幅に低減できます。
特長2 :工期短縮・トータルコスト低減
無溶接工法のため、施工場所の火気養生作業が不要で工期を
短縮できます。
無溶接による工期短縮により、トータルコストを抑えられます。
特長3 : 設計省力化
当社独自の接合方法(無溶接工法)を用いるため、柱とブレースの
接合部の設計の手間がかかりません。
特長4 : (一財)日本建築センターの審査証明を取得
本技術を用いた接合部耐力評価については、構造実験を行い、
(一財) 日本建築センターより建設技術審査証明を取得しています。
(BCJ-審査証明-275)
尚、本証明範囲は柱とブレース接合部の耐力評価のみとなります。
補強方法は審査証明外となるケースもあります。
※お問い合わせをすると、以下の出展者へ会員情報(会社名、部署名、所在地、氏名、TEL、FAX、メールアドレス)が通知されること、また以下の出展者からの電子メール広告を受信することに同意したこととなります。
センクシア株式会社