株式会社信州TLO

磁気を使った細胞ハンドリング

最終更新日: 2022-06-28 14:20:22.0
磁気アルキメデス効果を使うことで、細胞にラベリングを行うことなく任意形状配置することが可能。3次元細胞培養に適用可能な技術。

・従来方法では、課題があった。ソフトリソグラフィー法: 平滑・硬質な基板上に限定。パターンが固定的。磁気ラベリング(標識)法: 細胞に対して、磁気ビーズを付けることが必要。細胞に影響がある。
・培養液に常磁性を持たせることで、細胞の沈下を自由にコントロールします。これにより、細胞を任意形状に沈下・積層させることができます。
・細胞に対して加工が不要ですので、細胞に与える影響が小さいという特徴があります。
・細胞だけでなく、微小な粒子にも適用が可能です。

基本情報

・信州大学繊維学部 秋山佳丈先生の研究成果です。
・磁気アルキメデス効果:溶媒の磁化率と溶媒内の粒子の磁化率の関係により、溶媒に磁界をかけることにより、粒子に力を加えることができます。
・細胞の3次元培養において、形状を制御する技術となります。
・特許も出願されており、基本部分については、登録特許となっています。
・信州大学との共同開発にあたっては、作業分担、費用等について、調整いたします。

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用途/実績例 ・細胞培養におけるパターニング装置
・微粒子のハンドリング

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