当社の普通アルマイトは硫酸法で行います。皮膜が無色透明に近いので染色効果に優れています。染色しない場合は、限りなくアルミ色に近い外観で、「ナチュラル」と呼びます。
また、様々な染料で染色することにより金属感のある各色カラー外観を得ることができます。
アルミダイカスト合金10種、12種に関しては無色透明な皮膜ではなく、濃いグレーと茶色の混ざったような色に自然発色いたします。ケイ素の影響によるためです。
よって、アルミダイカスト合金でも5種、6種などは中間色でも染色することが可能です。
当社では、普通アルマイト、硬質アルマイトのJISスペック、MILスペックに準拠した処理が可能です。
基本情報
【アルマイトとは】
アルミニウム製品を陽極(+極)で電解処理してアルミの酸化皮膜を生成させる表面処理です。
アルミニウムは、空気中の酸素に触れることで薄い酸化皮膜を生成します。そのために耐食性の良い金属と言われておりますが、その皮膜は10Å程度の非常に薄い皮膜なため、防食用保護皮膜としては使えず、環境によってはすぐに腐食してしまいます。
【アルマイト】
耐食性が高く、アルミニウム表面硬度を高め、染色や着色できる等、アルミニウムの付加価値を高め様々な用途に使うことができるようになります。
アルマイト種を分類すると、主に以下の3種類に分けられます。
普通アルマイト:防錆や装飾、放熱、絶縁などを目的とします。
硬質アルマイト:皮膜硬度(硬くする)、耐摩耗性向上を目的とします。
機能アルマイト:1・2以外の機能目的を持つアルマイト皮膜です。
当社では、アルミダイカストライン、硬質アルマイトライン、カラーアルマイトライン、小ロット&試作ラインと4ラインに分かれております。
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