シバによる油汚染土のファイトレメディエーションカタログ

最終更新日: 2020-07-06 15:53:08.0

上記では、電子ブックの一部をご紹介しております。

カタログ発行日：2020/1/16
植物の力を利用した、低コスト低負荷型油汚染土壌対策です。高濃度でも適用可能。対策費が従来工法の最大10分の一程度になります。
・工法の概要：油汚染土壌に高耐油性の日本シバ品種「バーニングフィールド」を植栽し、地表付近の油分濃度低減を促進する
・対象物質・濃度：灯油・重油等の鉱油類でTPH30,000mg/kg以下であること、（本シバ品種は55,000mg/kgでも生育可能）
・適用条件：日照・自然降雨が確保できること、土質が礫･粘土等でないこと、好気条件であること
・浄化原理：シバの根が土壌中の微生物を活性化し、在来の油分分解菌の作用により土壌中の油分が低分子化する。
・メリット：低コスト・低環境負荷・景観向上、油臭低減
・デメリット：対策期間が長い、環境条件の影響を受ける不確実性

関連情報

油汚染対策　高耐油性日本シバ『バーニングフィールド』

【品種・特許について】
・千葉大学と住友林業の共同開発によるノシバ系統の芝のなかから選抜育種した固定品種です。
・ノシバ、コウライシバ等のZoysia属のシバ類を用いた油汚染土壌の浄化は、住友林業株式会社、住友林業緑化株式会社、ＪＸＴＧエネルギー株式会社の共同出願特許工法（特許第5882564号・5947857号）です。
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