バイオマス発電では、資源となる木材チップ、木材ペレット、バームヤシ殻(PKS)、燃えるゴミ等を燃料として発酵や燃焼を行い発電をします。
これらの燃料を保管する際、サイロに貯蔵するので自然発酵と発熱により火災事故を引き起こす危険性が有ります。
実際に白煙・異臭や火災、自然発火が起き、消防が出動して消火を行った例や異臭により近隣からのクレームを受けた例もあります。
また、完全な鎮火が困難でサイロ内の資源を運び出す場合もあり、そうなると時間、コスト(費用)、労力もかかります。
このようなことを防ぐ火災対策・発火対策として、窒素注入・散水・圧迫処理等があります。
更に未然に火災を防ぐ対策として、サイロ内の温湿度管理が挙げられます。
サイロに温湿度計もしくは防爆温湿度計を使用したり、(PKSの場合)燃焼させる際の排ガス処理の所で温湿度計を使用することで環境状態を知ることができます。
バイオマスとは、動植物などから生まれた生物資源の総称です。
バイオマス発電では、この生物資源を「直接燃焼」したり「ガス化」するなどして発電します。
技術開発が進んだ現在では、様々な生物資源が有効活用されています。
基本情報
○バイオマス発電の特徴
1.地球温暖化対策
光合成によりCO2を吸収して成長するバイオマス資源を燃料とした発電は「京都議定書」における取扱上、CO2を排出しないものとされています。
2.循環型社会を構築
未活用の廃棄物を燃料とするバイオマス発電は、廃棄物の再利用や減少につながり、循環型社会構築に大きく寄与します。
3.農山漁村の活性化
家畜排泄物、稲ワラ、林地残材など、国内の農産漁村に存在するバイオマス資源を利活用することにより、農産漁村の自然循環環境機能を維持増進し、その持続的発展を図ることが可能となります。
4.地域環境の改善
家畜排泄物や生ゴミなど、捨てていたものを資源として活用することで、地域環境の改善に貢献できます。
※参照:経済産業省 資源エネルギー庁
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型番・ブランド名 | EE300EX |
用途/実績例 | 【用途】 ・バイオマス向けサイロ等 |
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