タッチパネルに条件を入力するだけで無人運転
遠心機を使った試料液の脱塩・濃縮は、作業が進むにしたがい粘度が上昇するなどのために、思わぬ時間と労力を必要とします。「ゲンゴロウMD」では、この作業をタッチパネルから入力すると、全くノータッチで指示した条件に従ってあなたに代わって実験をしてくれます。
◎自動モード(脱塩モード)
限外ろ過による試料液の減量を測定して、自動的に補液しながら連続運転。1回の補液量と補液回数をタッチパネルで指示して自動運転します。完了したら自動的に停止します。
◎濃縮モード
処理液の重量が設定目標値のグラム数に到達した時点でろ過を自動停止します。
〈特徴1〉
専用の循環式膜ホルダーと膜(別売)を使うことによって、画期的な低ランニングコストでの実験を実現します。市販の使い捨ての限外ろ過モジュールを使用することも可能です。
〈特徴2〉
自動、濃縮、手動の便利モードで操作も簡単です。軽量、小型で持ち運びも簡単です。クリーンベンチに設置することもできます。
・最大処理液量:5,000 g(容器含む)
・必要動力:AC100V, 50W以下
・最大ろ過圧力:0.2 MPa
・使用温度:5~45℃
・寸法:W300 x D150 x H350 mm
・重量: 8.5 kg
◎計量台
・寸法:W275 x D230 x H50 mm
・重量:2.3 kg
※ご使用には、膜ホルダーと限外ろ過膜(別売り)が必要です。市販の限外ろ過モジュールも使用可能です。
価格帯 | 100万円 ~ 500万円 |
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納期 | お問い合わせください |
用途/実績例 |
1.高分子化合物から有害な低分子量の原料と副生成物を除去したい 医療機器や化粧品などの生体適合性の良い原材料として使用する目的でで高分子化合物を合成する際に、残った原料や副生成物には生物学的な毒性を持つものが少なくありません。このような高分子化合物に混在する分子量の小さな物質を目標値まで除去するための条件検討に適しています。 2.透析チューブで行っている実験(脱塩等)を省力化したい 透析膜のチューブに液を封入して透析をする場合には、浸透圧の影響、攪拌の状態などによって大きく速度が変化しますので定量的な計画や解析が困難です。また非常に長時間を要しますので腐敗や変質などの影響も無視できません。本装置では、液を入れて、条件を決めてタッチパネルから入力してしまえば、あとは終了まで何も作業はありません。帰宅時にはじめると翌朝には作業が進んでいます。もちろん休日の間にも装置が働いてくれます。 |
ラインアップ
型番 | 概要 |
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TOF-02 | ゲンゴロウMD (自動補液限外ろ過装置本体+計量台) |
TF120R | 試料液を循環しながらろ過するための膜ホルダー。ステンレススチール製、接液部はテフロン樹脂でコーティングされていますので優れた耐薬品性を持っています。別売りの専用膜を装着して使用します。(常用ろ過圧力:0.1~0.2MPa, 有効膜面積 100cm2) |
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トスク株式会社(旧十慈フィールド)