日本ウォーターズ株式会社

水素重水素交換質量分析法によるカルモジュリンのコンフォメーション特性決定

最終更新日: 2022-12-26 10:24:57.0

上記では、電子ブックの一部をご紹介しております。

分析機器およびその関連製品の輸入、販売、サポートなどを行っている日本ウォーターズ株式会社のアプリケーションノートです。
【掲載内容 ※詳しくはカタログをご覧ください】
水素重水素交換(HDX)または水素- 重水素交換質量分析法(HDX-MS)は、タンパク質の動態およびタンパク質のコンフォメーションの変化についての知見を得るうえで有用な分析方法であることが知られています。
HDX 分析を行なうには、0℃でクロマトグラフィーによる迅速分離を行うことが可能でかつ、重水素標識した微量のタンパク質およびペプチドの質量を正確に測定することができるLC/MS システムが必要になります。
UPLC(R) 分離テクノロジーおよび高分解能MS を用いてHDX 分析を行うことで、微細なコンフォメーションの変化を明らかにし、ペプチドレベルでこのような変化が起こった位置を決定することが可能になります。

関連情報

カルモジュリンのコンフォメーション特性決定
カルモジュリンのコンフォメーション特性決定 製品画像
【特徴】
○インタクトプロテインおよび
 ペプチドのHDX 分析を可能にしたHDX ワークフロー
○頑健性を保ったオンラインペプシン消化
○0℃での再現性のある迅速UPLC 分離
○MSE およびPLGS によるペプシン消化ペプチドの正確な同定
○自動化された HDX データ処理

●詳しくはお問い合わせ、またはカタログをダウンロードしてください。
nanoACQUITY UPLC HDXシステム
nanoACQUITY UPLC HDXシステム 製品画像
[HDX 法からもたらされる情報]
HDX法による実験では、タンパク質のコンフォメーションの変化を測定します。
タンパク質のコンフォメーションが開放的で緩やかであるほど、重水素の取り込みが多くなります。
同様に、コンフォメーションが閉鎖的であるほど、タンパク質分子と置換できる重水素は少なくなります。

[タンパク質についてさらなる情報を発見]
HDXテクノロジーにより、タンパク質のコンフォメーションの変化を測定し、正確に特定することが可能
になります。このため、以下のような領域で詳細な情報を得ることができます。
■ タンパク質の標的分子への薬剤の結合
■ バイオ医薬品の開発
■ タンパク質間相互作用
■ 構造生物学の研究

●詳しくはお問い合わせ、またはカタログをダウンロードしてください。

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