日本ウォーターズ株式会社

超高性能超臨界流体クロマトグラフ(UPC2)

最終更新日: 2024-11-26 15:19:47.0
LC、GCで困難だった化合物の分離の可能性を拡げる新しい分離技術

ACQUITY UPC2は、臨界流体クロマトグラフィー(SFC)に超高性能高速液体クロマトグラフィー(UPLC)の技術を適用することにより誕生しました。
これにより、従来のSFC を超越し、GCやLCのクロマトグラフィーの分離領域を拡げることが可能となりました。
主な移動相として液化炭酸(CO2)を用いるクロマトグラフィーで、安全性が高く、コスト削減、環境への負荷の低減を実現します。
極性が大きく異なる化合物を含む混合物を同時分析可能です。
メタノールなどのアルコール、あるいはアルコールより極性の低い溶媒に溶解する化合物全てが分析対象であるため、製薬・化学工業・食品・環境・クリニカルなど幅広い様々な分野の分析業務に対応します。

詳しくはお問い合わせ、またはカタログをダウンロードしてください。

基本情報

【特徴】
[分離の選択性]
○ 主な移動相であるCO2が非極性溶媒としてはたらき、
  これまでの逆相LCとは異なる分離モードを提供
[安全性]
○ CO2には引火性がないため、質量分析計とのオンライン接続ができ、
  脂質・TAGなど脂溶性化合物の「順相オンラインMS分析」が可能
○ ラボでの有害な有機溶媒の使用量も削減
[汎用性]
○ 汎用的に使用するために設計されたシステム
○ 従来困難だった複雑な化合物の分離・分析のルーチン化に最適
[生産性]
○ GCで誘導体化処理が必要な化合物をUPC2では誘導体化を行わずに
  分析可能
○ 抽出溶媒や反応溶液を直接注入でき、カラム再平衡化が速いため、
  極めて高いハイスループットを実現し、ラボの生産性向上に貢献
[コスト削減]
○ 有機溶媒を安価なCO2に置き換えることで購入・廃棄にかかる
  コストを削減

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用途/実績例 【用途】
[アプリケーション例]
○脂質、ステロイド、界面活性剤、農薬、ポリマー、天然物、
 キラル化合物など

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