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フッ素樹脂 「樹脂の種類の違いとは?」

最終更新日: 2024-12-11 19:02:31.0
代表的なフッ素樹脂である「PTFE」「PFA」「FEP」の違いを解説します。

フッ素樹脂の代表的な樹脂の種類と特長

■樹脂名
 PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)
■特長
 連続使用温度が260℃と最も高く、耐熱性のほか、非粘着性、低摩擦特性などに
 も優れています。溶融粘度が高く、熱可塑性樹脂の一般的な成形方法が

用できません。
■別名
 四ふっ化エチレン、4F

■樹脂名
 PFA(パーフルオロアルコキシアルカンポリマー)
■特長
 PTFEの改良樹脂で、PTFEと同じ連続使用温度260℃を有しています。
 熱溶融粘度が低く、射出成形や押出成形などの熱可塑性樹脂の成形方法で
加工ができます。

■樹脂名
 FEP(パーフルオロエチレンプロペンコポリマー)
■特長
 PTFEの改良樹脂ですが、耐熱性はPTFEより低くなります。
 PFA同様に、熱可塑性樹脂の成形方法が採用できます。
■別名
 4F6F、四・六ふっ化

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基本情報

フッ素樹脂性質

■非粘着性
付着性の強い粘着物に対しても離型がよく、付着しないか、または、付着しにくい性質のことです。

■撥水・撥油性
表面に水や油がついても良く弾きます。よって汚れがつきにくく簡単に洗浄できます。

■耐熱性・耐寒性
樹脂の中では耐熱性が高く、高温(260℃)に耐えます。また-260℃の低温にも耐えます。

■低摩擦性
滑りやすく低い摩擦係数をもっています。また、潤滑性に非常に優れています。

■耐薬品性
酸やアルカリ等の化学薬品に侵されたり、腐食することがほとんどありません。
被膜が薄いと被膜はおかされませんが、薬品・溶液が被膜を浸透して基材を腐食させますので、被膜を厚くして基材の腐食を防ぎます。

■電気特性
絶縁耐力(絶縁破壊の強さ)、体積抵抗率、表面抵抗率は大きく、電気絶縁性に優れます。

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