株式会社吉田SKT

溶着金型離形事例 バッテリーケースの糸引き課題を表面処理で解決

最終更新日: 2024-12-11 19:02:31.0
バッテリーケースの容器と蓋の溶着工程で起きる樹脂の付着や糸引きを解決したコーティング事例をご紹介します。

■お悩み
バッテリーの生産では樹脂製のボックスの容器と蓋を溶着して封止します。
溶着金型はアルミ製で200℃以上に加熱して使用。
その際溶融樹脂や糸引きが発生するためフッ素樹脂(PTFE)コーティングで
対応されていました。

■弊社に相談された背景
200℃以上の温度で一日に数千ショット生産するためコーティングは
1週間程度ではがれてしまいます。
再加工のための段取り替えの手間や、金型へのダメージで生産効率が悪く
なっていたため、弊社に表面処理の改善のご相談を頂きました。

■採用されたコーティング
「CHC-1111CR」

■採用の経緯と効果
弊社ではフッ素樹脂樹脂コーティングと同等の離型性で加熱時でも塗膜硬度
が高い新開発の「CHC-1111CR」をご提案。
テストを行ったところ、樹脂の糸引きやコーティングのはがれもなく、
数万ショット使用することができ、従来のコーティングの約3倍の寿命を実現
することができました。

※コーティングの詳細はPDF資料をご確認ください。

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基本情報

CHC(セラミックハードコート)は、通常のフッ素樹脂コーティングと
同等の非粘着性と高温時の塗膜硬度を両立させた新しいタイプのフッ素
樹脂コーティングです。

■特長
・PTFE、PFAと同等の非粘着性
・200℃以上での膜硬度が高い(PTFE比較)
 ※社内テストによる
■用途
・樹脂溶着着板
・樹脂成型型
・ヒータープレート

※詳しくはPDFをダウンロード頂くかお問い合わせください。 

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