株式会社吉田SKT

テフロンとフッ素樹脂の違いとは?

UPDATE   最終更新日: 2024-11-18 08:06:44.0
混同されやすいテフロンとフッ素樹脂の違いについて詳しく解説します。

■テフロンとフッ素樹脂の違い
テフロンは、ケマーズ社の商標で、フッ素樹脂のブランド名です。
フッ素樹脂にはPTFE、FEP、PFA、ETFEなどさまざまな種類がありますが、
テフロンは、その一部の商標になります。

テフロンはデュポン社の登録商標で、『Rマーク』、ケマーズ社では、『TMマーク』で表記されています。

テフロン加工のフライパンは、テフロン加工という名称を社会に広く浸透させました。
現在ではフッ素樹脂よりもテフロンの名称のほうが有名です。

ほかの化学メーカーでもフッ素樹脂は製造されており、それぞれ異なる商品名で売り出されています。

工業用テフロン加工は、ケマーズ社(デュポン社)とのライセンス契約を締結した工場で加工が可能です。

吉田SKTは、昭和43年1月に米国デュポン社と
Licensed Industrial Applicator(工業用品塗装指定工場)の契約を結んでおります。

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基本情報

【テフロン樹脂、フッ素樹脂の特性】

■非粘着性
付着性の強い粘着物に対しても離型がよく、付着しないか、または、付着しにくい性質のことです。

■撥水・撥油性
表面に水や油がついても良く弾きます。よって汚れがつきにくく簡単に洗浄できます。

■耐熱性・耐寒性
樹脂の中では耐熱性が高く、高温(260℃)に耐えます。また-260℃の低温にも耐えます。

■低摩擦性
滑りやすく低い摩擦係数をもっています。また、潤滑性に非常に優れています。

■耐薬品性
酸やアルカリ等の化学薬品に侵されたり、腐食することがほとんどありません。
コーティングの場合、被膜が薄いと被膜はおかされませんが、薬品・溶液が被膜を浸透して基材を腐食させますので、被膜を厚くして基材の腐食を防ぎます。

■電気特性
絶縁耐力(絶縁破壊の強さ)、体積抵抗率、表面抵抗率は大きく、電気絶縁性に優れます。  

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