■ポイント
・本レポートでは、2050年度までの国内で排出されるCO2排出量およびCCUSによるCO2回収量・回収率を推計
・化学吸収法や物理吸収法、固体吸収法、膜分離法、Direct Air Captureなどの分離・回収方法において実証試験や実用化へ向けた動きが活発化
利用増加が見込まれる低圧・低濃度の排ガスからの分離回収技術の確立が今後の課題となる
・カーボンリサイクル技術は、一部実用化されているもののまだ技術開発段階のものが多く、実用化されている技術についても低コスト化の課題が残る
・カーボンリサイクル技術の本格的な社会実装は、2030 年前後から徐々にスタートする見込み
・2030年までに年間約1,300 万トンのCO2貯留を目標とする「先進的CCS事業」の選定(7案件)などを背景に、国内や海外を貯留地とするCCS事業に関する取組が拡大
・これに伴い、CO2の大量輸送に必要なパイプラインや船舶に関する取組の検討や実証実験が進展
発刊日:2024/03/28 体裁:A4 / 181頁
価格(税込):198,000円(本体価格:180,000円)
基本情報
カーボンニュートラルの実現へ向け、排出されたCO2を分離回収し、利活用または貯留によりCO2の排出を削減するCCUSのニーズが高まってきている。2023年3月には「CCS 長期ロードマップ」が公表され、国内のCCS 事業は本格化の動きがみられている。また、CO2 の有効利用(CCU)法として、化学品や燃料、鉱物などに変換して利用するカーボンリサイクル技術の研究開発も推進されている。
本レポートでは、主要プレイヤーへのヒアリング調査を軸に、日本国内のCCUS(CO2回収・利用・貯留)市場を取り巻く環境や課題、課題解決に向けた動き、研究開発テーマなどについて調査をするとともに、技術動向や市場動向などの将来の展望について分析を行った。
■構成
第1章:CCUS市場の概要
第2章:CCS/CCUSの技術動向・市場動向
第3章:CO2分離・回収の技術動向・市場動向
第4章:CO2有効利用(CCU)技術の動向
第5章:有力事業者の取り組みと戦略分析
第6章:CCUSの将来展望
発刊日:2024/03/28 体裁:A4 / 181頁
価格(税込):198,000円(本体価格:180,000円
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