最終更新日:
2023-05-25 11:15:46.0
熱処理の基礎知識をご紹介!再加熱後、保持する温度により組織の変化が異なります
「焼戻し」は、焼入れによって硬化した鋼に靭性を与える
目的で行われる熱処理で、マルテンサイト組織の状態から
鋼を再加熱し、一定時間保持した後に徐冷する作業です。
再加熱後、保持する温度により組織の変化が異なり、
摂氏600度程度で焼き戻すとソルバイト組織が、
摂氏400度程度で焼き戻すとトルースタイト組織が得られます。
また、焼入れ後、ソルバイト組織が出る温度で焼き戻す一連の
工程を特に調質と言います。
【焼戻しとは】
■焼入れによって硬化した鋼に靭性を与える目的で行われる熱処理
■マルテンサイト組織の状態から鋼を再加熱し、一定時間保持した後に
徐冷する作業
■摂氏600度程度で焼き戻すとソルバイト組織が、摂氏400度程度で
焼き戻すとトルースタイト組織が得られる
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株式会社伊藤熱処理