【輸送試験】 ISTA 1Bに規定されている試験シーケンスに従って一連の包装試験を実施致します。
ISTA 1B試験の概要:
・150lb (68kg)以上の個装包装された製品に適用します。ISTA 1B試験は輸送環境をシミュレーションする包装試験ではありません。ユーザーは一貫性を持ったスクリーニング試験としてISTA 1B試験を利用する事ができます。
・試験項目はPreconditioning、固定変位振動, 衝撃試験から構成されます。
・Preconditioningでは試験前に供試品を試験室環境下に12時間放置します。
・固定変位振動では、貨物が跳ね上がる周波数を探査した上で試験時間計算式に貨物が跳びはねる周波数を当てはめて、加振時間を算出します。
・衝撃試験では、天面落下が可能な貨物は、ある落下高さより6面落下させます。天面落下が現実的ではない貨物は、傾斜衝撃試験または水平衝撃試験を実施した後に、片支持稜落下を実施します。
・傾斜及び水平衝撃試験では衝撃を貨物の4方向に与えます。全ての試験を連続で実施した後に箱を開けて損傷度合いを確認します。
・試験後の合否判定は、製品損傷と箱の外観上の損傷の二つの視点で、検査項目、検査基準を分かり易く、且つ定量的に定義することになっています。
1. 振動試験(固定変位振動試験)
2. 落下試験
3. 片支持落下試験
ISTA(International Safe Transit Association/国際安全輸送協会)とは、包装貨物の評価試験規格において、ISOやASTM同様に世界各国で幅広く採用されている国際規格の1つです。近年特に東南アジアや中国でのプレゼンスが増してきており、ISTA試験規格を社内規格として採用している企業も増えています。また、医療機器関連における滅菌包装の国際規格であるISO11607(JIS T8041)では、包装の性能評価として、ISTA試験を選択肢の1つとして推奨しております。弊社試験ラボは、2010年12月にISTAより認定され、ISTAに規定されている試験方法に従いお客様のご要望に合わせた包装試験を実施致します。
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ISTA 1B Non-Simulation
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