熊本赤十字病院は、歴史の長い医療機関であるだけに施設の老朽化による問題を抱えていました。
その中での問題として無視できないもののひとつが「配管の赤錆劣化」です。
空調冷温水管の劣化によって引き起こされることのひとつに「漏水」があります。
高度医療施設において、漏水は医療器具などの故障に繋がる可能性があり、衛生面においても
当然好ましくありません。
そこで、平成26年に配管の劣化防止対策として『NMRパイプテクター』が導入され、
その後効果が認められたことから施設全域に渡って導入されています。
NMRパイプテクター設置前に行った水質調査では院内の空調温水の赤錆による鉄分の含有量が
1Lにつき12.3mgと赤錆が大変進んでいましたが、NMRパイプテクター設置僅か2週間で
0.07mgまで減少と、約82%もの濃度低下になり、赤錆が水に不溶性の黒錆に変化した事を立証しました。
赤サビによる漏水から医療現場を守る事が出来ただけでなく、より多くの予算を他のことに
割けるようになりました。
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