NMRパイプテクターの防錆効果を発揮する為に、一定量の水が配管内で流れていることが条件となります。
今回防錆効果の試験を実施した港南中央地区では、50Aの配管で最低使用水量4.4t/日に対しその水を使用する住戸数は3戸で合計使用水量は1t/日(1戸あたりの平均使用水量は350L/日)と非常に少なく、寺町二丁目地区では分岐した配管径が各50Aに対してそれぞれ水を使用する住戸数は6戸と8戸で、6戸は約2t/日の水の使用量、8戸のほうは全体の水の使用量が3t弱/日と、水の使用量が不足するため明確な防錆効果を確認できませんでした。
しかし、同じく実証試験を行った鶴見公舎と羽沢地区ではこの条件を満たしており、鶴見公舎の給水管内の赤錆がNMRパイプテクターの設置から6週間後には鉄分値が0.27mg/lから0.12mg/lに減少し、赤錆により低下していた残留塩素濃度の上昇が確認され、羽沢地区の配水管では45.3%減少していた残留塩素濃度が13.6%減少へと大幅に改善しました。
横浜市水道局ではこれ以上NMRパイプテクターの防錆効果を試験するのに適した場所がないため試験を終了しました。
基本情報
横浜市水道局では次の3つの試験が実施されました。
「NMRパイプテクターにより鶴見公舎における給水管赤錆防止と殺菌用塩素濃度低下防止を検証」、「NMRパイプテクターにより水道本管を使用した赤錆による殺菌用塩素濃度低下防止を検証」も下記カタログより資料がダウンロードできます。
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用途/実績例 | 配管延命累計実績4200棟突破! |
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