近年、専門家に相談せずに設計・建築されたドラム等楽器練習室の苦情処理が多く、これらの苦情に共通する点は、振動の対策をしていないことです。
特に打楽器は、発生音のボリュームを調整できないため、しっかりとした専門業者による設計・施工が必要となります。
環境スペースでは、個人住宅用のドラム練 習室からプロのための練習スタジオに至るまで、お客様のニーズに合った楽器演奏空間の設計から、施工まで使いやすく、快適な環境をデザインいたします。
遮音は、部屋から室外へ漏れていく音と室外から侵入してくる音の両面から考えますが、ドラム練習室の場合は室内で出す音と振動が隣接する部屋や隣戸に迷惑にならないようにすることが重要です。
部屋の遮音性能は、D値という等級で評価されますが、D値と聞こえ方はおおよそ下記表のような関係になっています。 この評価は一般住宅であり、ドラム練習室の場合2ランクほどずれてきます。
隣室の使用条件により必要な遮音性能は変わりますが、D-75~D-65程度が目標値となります。
特に集合住宅などの場合は、打楽器系の音は、かすかに聞こえるだけでも苦情となることもあり、十分な対策が必要となります。
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