「Smart Inventory System」は、AGCが新たに開発した原燃材料の自動管理システム。全ての原料容器に原料データが紐づけられたRFIDタグを取り付け、建屋出入口に設置したセンサによりタグ情報を収集することで、原料データの保管・使用履歴をリアルタイムに把握することが可能となった。
また、苛性ソーダなど目視で在庫管理をしていたタンクについては、残量をデジタルデータ化し、専用の計測装置を設置することでタンク在庫を遠隔監視でき、自動で発注できるシステムを開発している。
「Smart Inventory System」は、原料在庫管理システム、タンク在庫管理システムの2つにより構成され、 タンク在庫管理システムについて、調達業務のDXを実現するクラウドベースの在庫管理システムを、当社と共同開発。ダッシュボードでの残量表示や在庫管理表の自動更新、サプライヤーへの自動発注が行え、タンクに取り付けたセンサとゲートウェイ機器によりモバイル回線を通じて遠隔地からタンク残量をリアルタイムに把握するIoTの仕組みを構築した。ゲートウェイ機器には当社のCONPROSYS(R) TMシリーズを採用されている。
基本情報
【導入のポイント】
課題
ガラス工場では、ガラスを生産するために必要な珪砂などの原料や、排水処理で使用する苛性ソーダや塩酸などを日々調達している。複雑な生産計画に対応するため、担当者は毎日在庫量の確認を行い、調達計画の見直し、保管・使用計画の変更対応などに多大な時間を要していた。
成果
これまで人手で行っていた在庫確認、調達計画の立案、発注などの調達業務にDXを導入することで、作業者の技能伝承を進めるとともに、年間1,000時間の作業時間の削減を見込んでいる。今後は国内ガラス工場を中心に、他工場への展開も検討中である。
価格帯 | お問い合わせください |
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納期 | お問い合わせください |
用途/実績例 | 原燃材料の自動管理システム |
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