GENEVESTIGATORを使ったプラットフォーム横断的な遺伝子発現解析によりデュピルマブの新規適応症の可能性を検討
Nebion社のPhilip Zimmermann、Jana Sponarova、Frank Staubliは、同社の遺伝子発現データベースオンライン解析ツールである『GENEVESTIGATOR』を用いて、IL-4Rαに対するモノクローナル抗体で阻害剤として働くデュピルマブの発現パターンを解析しました。
『GENEVESTIGATOR』は公共リポジトリーに登録されたマイクロアレイやRNA-seqの遺伝子発現データをキュレーションしてアノテーションごとに解析できるようにした遺伝子発現データベースの検索エンジンです。非常に特異的なプロファイル(例えば、標的遺伝子やバイオマーカー)を持つ遺伝子を特定したり、選択した遺伝子の転写活性に関連した条件を見つけたりするために数千の実験を同時に解析できます。
このケーススタディの概要は以下の通りです。
■類似の発現応答をもたらす実験条件の特定
■潜在的な新規適応症の特定
■他の解剖学的部位における発現
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逆の手法として、デュピルマブの発現パターンと逆のパターンを示す実験条件を検索しました。主要適応症を確認できただけでなく、デュピルマブが類似の発現パターンをもたらす他のいくつかの疾患も特定できました。にきび、乾癬、酒さ、皮膚移植、関節リウマチ、炎症性大腸炎です。この事例は、GENEVESTIGATORがどのように1つの実験/化合物の結果を他のたくさんの実験の結果と効率的に比較して、特定の薬物の潜在的な新しい適応症を特定するのに助けになることができることを示しています。
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デュピルマブの潜在的な新規適応症の同定
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