ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン株式会社

(TAInstruments)

【分析事例】熱分析よる生分解性プラスチックポリ乳酸(PLA)の特性解析

最終更新日: 2024-09-19 14:01:44.0

上記では、電子ブックの一部をご紹介しております。

カタログ発行日:2020/03/06
PLA製飲料用カップを測定サンプルとして、温度変調DSC、DMAなどの熱分析技術を駆使し、熱的および機械的特性を調査!
産業界がより環境に配慮した製品の開発および製造に取り組むようになったことで、さまざまな新しい生分解性ポリマーが採用されています。ポリ乳酸(Poly(Lactic Acid), PLA)は、でんぷんの糖化および発酵により得られる乳酸から生成される生分解性脂肪族ポリエステルです。PLAはPETEと同等の高い機械的強度ならびに良好な生体適合性を持つため、縫合やステントなどの生物医学的用途で一般的に使用されてきましたが、PLAの用途の拡張が検討されています。新しいアプリケーションの開発のためにはPLAの特性を理解することが不可欠です。

示差走査熱量計(DSC)、動的粘弾性測定装置(DMA)を用いて調査したPLAの特性についての資料をご紹介します。

*資料はダウンロードしてください。

関連情報

【分析事例】熱分析よる生分解性プラスチック(PLA)の特性解析
【分析事例】熱分析よる生分解性プラスチック(PLA)の特性解析 製品画像
◆Discovery DSC  示差走査熱量計
材料における温度遷移と関連する熱温度と熱流を測定します。一般的な用途には、研究、品質管理、製造用途における材料の調査、選択、比較、最終用途パフォーマンス評価があります。TAインスツルメントのDSC技術で測定される特性には、ガラス遷移、”冷”結晶化、位相変化、融解、結晶化、製品安定性、硬化/硬化反応速度、酸化安定度があります。

◆Discovery DMA 動的粘弾性測定装置
材料の機械的特性を時間、温度、周波数の関数として測定します。基本的な材質特性に加えて、DMAは仕上げ特性を定量化し、加工が最終用途の性能に与える重要な貢献を反映しています。 DMAは、ガラス転移温度および二次転移、処理によって引き起こされる配向、冷結晶化、硬化最適化、複合材料におけるフィラー効果などを測定するために一般的に使用されています。 DMAは、材料の剛性(モジュラス)の正確な尺度を提供するだけでなく、減衰、クリープ、および応力緩和などの他の重要な機械的特性も提供します。
動的粘弾性測定装置 『DMA850』 
動的粘弾性測定装置 『DMA850』  製品画像
【特徴】
■幅広い荷重範囲で応力を高精度で制御するための磁気ドライブモーター
■独自の低摩擦エアベアリング設計、脆弱なサンプルを測定するために強化された感度
■自動的な動作でファーナスを開閉し、幅広い温度範囲において高精度で温度制御
■複合体のような硬い材料に最適
大学・研究機関によるウイルス研究事例~TA装置を使用して~
大学・研究機関によるウイルス研究事例~TA装置を使用して~ 製品画像
<Nano DSC>
TAインスツルメント社製のNano-DSC はウイルス構造の熱力学的プロファイルを解明するために非常に重要であり、ウイルス成分の安定性の理解とウイルス株の信頼性のある特性評価と同定につながります。

<Affinity ITC>
ウイルスの毒性は、ウイルスが標的とする細胞に特異的に結合して感染する能力に依存します。TAインスツルメント社製Affinity-ITCはこれらの分子間相互作用を熱力学的に特性評価するために使用できる強力なアッセイ技術であることが示されています。

装置仕様、測定に関するご質問は、infojapan@tainstruments.com 宛にお問いあわせください。
または弊社websiteのお問い合わせフォームにご記入の上、ご送信ください。
https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mis-ncsi-657ae9d8d4a794e455fa0febda47cff9
示差走査熱量計 Discovery DSC (カロリーメーター)
示差走査熱量計 Discovery DSC (カロリーメーター) 製品画像
特徴と利点
・特許取得済の新しいFusion CellTM 技術
ベースライン平坦性、感度、分解能、再現性および信頼性において比類なき性能                      
・新しく革新的な”アプリ形式”のタッチスクリーン
簡単なOne-Touch-AwayTM機能を搭載し、操作性が向上し、これまでよりもデータ取得が容易に                    
・54のトレイポジションを自在にプログラムできる信頼性の高いリニアオートサンプラー                     
安心の24時間運転、柔軟な測定プログラミング、自動キャリブレーションルーチンが可能                          
・モジュレイテッドDSC (MDSC )
複雑な熱イベントを最も効率的に分離、データ解釈の信頼性を向上  
・幅広い温度域の電気冷却オプション
液体窒素のランニングコストをなくし、オートサンプラーを用いた長時間連続運転を実現   
・Tzero プレスおよびパン
素早く、シンプルに、再現性の高いサンプル調製が可能
示差走査熱量計Discovery X3 DSC
示差走査熱量計Discovery X3 DSC 製品画像
特徴と利点
・特許取得済の新しいFusion CellTM 技術
ベースライン平坦性、感度、分解能、再現性および信頼性において比類なき性能                      
・新しく革新的な”アプリ形式”のタッチスクリーン
簡単なOne-Touch-AwayTM機能を搭載し、操作性が向上し、これまでよりもデータ取得が容易に                    
・54のトレイポジションを自在にプログラムできる信頼性の高いリニアオートサンプラー                     
安心の24時間運転、柔軟な測定プログラミング、自動キャリブレーションルーチンが可能                          
・モジュレイテッドDSC (MDSC )
複雑な熱イベントを最も効率的に分離、データ解釈の信頼性を向上  
・幅広い温度域の電気冷却オプション
液体窒素のランニングコストをなくし、オートサンプラーを用いた長時間連続運転を実現   
・Tzero プレスおよびパン
素早く、シンプルに、再現性の高いサンプル調製が可能
【特集号】タンパク質分析の熱分析事例集(カロリーメーター)
【特集号】タンパク質分析の熱分析事例集(カロリーメーター) 製品画像
TA Instrumentsでは「熱分析装置」「粘弾性測定装置・レオメーター」「微小熱量計(生体、医療分野向け)」「疲労試験機」など幅広い装置を取り扱っております。今回は「微小熱量計」と呼ばれる生体・バイオ・医薬分野の評価に非常に適した装置を3種類紹介致します。

【アジェンダ】
P3~ ITC(等温滴定熱量計・カロリーメーター)のご紹介
   酵素と阻害剤の結合定数評価
   酵素反応速度論評価および阻害剤の影響

P6~ NanoDSC(示差走査熱量計・カロリーメーター)のご紹介
   タンパク質の安定性、変性挙動評価事例
   タンパク質変性温度のZn2+イオン含有率依存性評価

P9~ TAM(等温熱量測定装置・カロリーメーター)のご紹介
   腫瘍細胞の代謝計測による抗がん剤の薬効評価
分析事例:バイオ研究用の熱分析装置および測定事例一覧
分析事例:バイオ研究用の熱分析装置および測定事例一覧 製品画像
TA Instrumentsでは「熱分析装置」「粘弾性測定装置・レオメータ」「微小熱量計(生体、医療分野向け)」「疲労試験機」など幅広い装置を取り扱っております。今回は「微小熱量計」と呼ばれる生体・バイオ・医薬分野の評価に非常に適した装置を3種類紹介致します。

◆等温滴定熱量計(ITC)
等温滴定型熱量計(ITC)は、一定温度下での滴定に伴う熱量変化を検出する装置であり、主に分子間相互作用解析に用いられます。分子同士が結合する時に発生する微小な熱量変化を計測し、得られる滴定曲線から、結合比(n)、結合定数(Ka)、結合のエンタルピー変化(ΔH)を求めることが可能です。

◆等温熱量計(TAM)
熱量測定装置(TAM)は、普遍的な熱信号と、それにより任意のプロセスの定量的な熱力学および速度論的観察を直接測定できる、高感度で、安定かつ柔軟なマイクロカロリメータシステムです。

◆生体用微小熱量計(NanoDSC)
生体用微小熱量計(nano DSC)はポリマー、医薬品、食品、生体物質、有機化合物、無機化合物、および複合材料などの幅広い材料の物性評価のため、もっとも普及している熱分析装置です。
【特集号】熱分析による医薬品のキャラクタリゼーション
【特集号】熱分析による医薬品のキャラクタリゼーション 製品画像
【その他の掲載内容(抜粋)】
■等温滴定熱量計「Affinity ITC」
 測定事例:酵素と阻害剤の結合定数評価、酵素反応速度論評価および阻害剤の影響について
■生体高分子用微小熱量計「Nano DSC」
 測定事例:Nano DSC採用キャピラリーセルと一般的コイル型セルの比較
■等温熱量測定装置「TAM」
 測定事例:腫瘍細胞の代謝計測による抗がん剤の薬効評価

※掲載内容・オンラインセミナーの概要について
 詳しくは「PDFダウンロード」よりご覧ください。お問い合わせもお気軽にどうぞ。
分析事例:NanoDSCのタンパク質変性温度とZn2+影響評価
分析事例:NanoDSCのタンパク質変性温度とZn2+影響評価 製品画像
TA Instrumentsでは「熱分析装置」「粘弾性測定装置・レオメータ」「微小熱量計(生体、医療分野向け)」「疲労試験機」など幅広い装置を取り扱っております。今回は「微小熱量計」と呼ばれる生体・バイオ・医薬分野の評価に非常に適した装置を3種類紹介致します。

◆生体用微小熱量計(NanoDSC)
生体用微小熱量計(nano DSC)はポリマー、医薬品、食品、生体物質、有機化合物、無機化合物、および複合材料などの幅広い材料の物性評価のため、もっとも普及している熱分析装置です。
分析事例:ITCによる基質の分解速度および阻害剤有効性評価
分析事例:ITCによる基質の分解速度および阻害剤有効性評価 製品画像
TA Instrumentsでは「熱分析装置」「粘弾性測定装置・レオメータ」「微小熱量計(生体、医療分野向け)」「疲労試験機」など幅広い装置を取り扱っております。今回は「微小熱量計」と呼ばれる生体・バイオ・医薬分野の評価に非常に適した装置を3種類紹介致します。

◆等温滴定熱量計(ITC)
等温滴定型熱量計(ITC)は、一定温度下での滴定に伴う熱量変化を検出する装置であり、主に分子間相互作用解析に用いられます。分子同士が結合する時に発生する微小な熱量変化を計測し、得られる滴定曲線から、結合比(n)、結合定数(Ka)、結合のエンタルピー変化(ΔH)を求めることが可能です。

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