海洋研究開発機構(JAMSTEC)様の「二酸化炭素観測ブイ」の小型化・省電力化に貢献
独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)様は、二酸化炭素の吸収/放出量の分布を全球規模でより正確に把握するため、船舶を使い、海上の二酸化炭素濃度を観測していましたが、従来の方法に限界を感じ、海洋表面で漂いながら観測する「二酸化炭素観測ブイ」を開発。
そのコアとなるフローセル部分に、当社の製品が搭載されました。
従来の装置は数本のガスボンベを必要とし、装置全体のサイズは、高さ1900×幅1200×奥行600mmほどで、大きく重く費用も高額でした。
そこで開発されたのが、「二酸化炭素観測ブイ」と呼ばれる新装置。
ガス透過膜を通して周囲の海水と二酸化炭素の交換を行うと、pH指示薬溶液中を二酸化炭素が出入りすることによってpHが変化し、溶液の色が変化します。
pH指示薬溶液を送液するマイクロポンプや入れ替えるためのバルブ、測定部のフローセル、それらをつなぐ流路をマニフォールド化することによって、ブイ内部の小型化に貢献し、ブイの大きさは直径260、全長600mmまで小型化。
完成した計測装置は南極海で1年間の漂流観測に成功しました。
【特長】
・ 小型・薄型・軽量で、微少量の送液が可能です。
・ 液体の触れる部分に金属を使用していません。
・ 低騒音・低消費電力です。
・ 駆動電圧、駆動周波数による流量コントロールが可能です。
・ 自己吸引が可能で、呼び水が不要です。
価格情報 | 未定 |
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納期 |
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用途/実績例 | マイクロポンプユニットを用いて、海洋研究開発機構(JAMSTEC)様の「二酸化炭素観測ブイ」の小型化・省電力化に貢献した事例です。 |
ラインアップ
型番 | 概要 |
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SDMP302 | 外形寸法 25 x 25 x 4.8 mm |
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