サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社/Thermo Fisher Scientific K.K.

【事例紹介】高分解能GCMSを用いた食品中の残留農薬分析

最終更新日: 2022-10-11 15:31:56.0
高分解能GCMSによる食品由来のマトリクスの干渉を受けない信頼性の高い325成分の農薬一斉分析

食品中の残留農薬の定量分析では、GC-MS/MSやLC-MS/MSのようなトリプル四重極型質量分析計が一般的に使用されています。これは極微量の農薬を食品自体のマトリックスから分離して、高感度にピークを検出することができるためです。一方、当社のOrbitrap質量分析計による分析は、高度な質量分離を可能にするので、食品由来のマトリックスによる干渉を受けずに農薬ピークを検出することができます。

本アプリケーションノートでは、GC-Orbitrap 質量分析計を用いた325成分の農薬一斉分析をご紹介します。Orbitrap 質量分析計は、Full MS測定でデータ取得するためメソッド開発が容易であり、高い質量精度は、各フラグメントイオンに対して正確な分子式を推定することができるので、信頼性の高い定量情報を手にすることが可能です。

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