お客様の測定器はWIKAの校正ラボにて精度確認と校正を行う事が出来ます。校正は一般校正またはISO17025の認定校正のいずれかにて行います。どちらも校正結果は校正証明書に記載され、校正された測定器には校正済のステッカーが貼られます。 ISO17025の認定校正のみ、国際認定機関により認定を受けた試験機器にて試験が行われることを保証します。トレーサビリティ体系図は検査 工場で使用する標準器から試験標準器、国家標準器までの階層が構造化されて表記しています。測定誤差要因であるヒステリシスやばらつきだけでなく、測定偏差や基準器の不確かさを明確化した上で測定不確かさとして文書化されています。一般校正と比較した場合、ISO17025の認定校正はより正確かつ広範囲に有効で、国際的にも認められています。 一般校正については、ヒステリシスのみを考慮して測定器差を決定します。工場出荷時の校正は、DIN / EN10204に準拠した検査証明書として発行されます。
温度基準器用プローブによる校正の準備
温度校正バスを希望の設定温度に設定し、温度基準器と検査器を温度校正バスの挿入部に挿入します。
温度校正バスのインサートには複数の穴があり、通常は中央に基準器の穴、その周囲に1つ以上の試験器用の穴があります。校正槽には通常、多くの試験器を入れることができます。これらの試験器は、槽液の流れや循環を妨げないように校正バス内に配置してください。
温度校正バスが設定温度に達して安定したら、温度基準器と試験器のデータを記録する必要があります。その後、次の温度を設定し、同じ手順を開始してください。
校正プロセスを自動化するツールもあり、より迅速な処理とデータ入力エラーのリスクを低減することができます。
温度校正バスの温度変化は比較的緩やかであるため、校正プロセスを高速化するために、設定温度をある程度決めて行うことが多くなると思います。
温度基準器と試験器は、各温度源間で交換されます。
温度校正バスが、試験項目の校正に必要な全温度範囲をカバーできない場合は、複数の校正バスをご準備頂く必要がございます。
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測温抵抗体(RTD)、熱電対、サーミスタなど、様々なタイプの温度センサーの同時校正は簡単ではありません。しかし自動比較校正機能を設定することで、最大44個の温度センサーを同時に校正することができます。
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