WIKAでは様々な温度校正サービスを提供しています。 校正を実施するにあたり、国際基準に準拠したトレーサビリティを遵守することが重要です。工場や研究所で使用される高精度の校正基準器に対しては、より精度の高い基準を用いる必要があります。その方法として国際温度目盛ITS-90に準拠した固定点校正が挙げられます。これは、物質が持つ融点や三重点などの特異点を利用した校正です。これらの特異点は極めて再現性が高く安定で、高い精度を達成することができます。WIKAのドイツ工場では銀の三重点、水の三重点、ガリウムの融点、錫の融点、亜鉛の融点、アルミニウムの融点を設定可能で、- 38.8344 °C から660.323 °Cの間で校正を行うことができます。
校正において,測定器の表示値は正しく正確に機能していることとされ,
比較校正で使用する基準器は必ず国家標準又は国際標準にトレーサブルでなければなりません。
図に示すドイツでの校正階層は、PTB(ドイツ国家計量標準機関)における国家標準までの企業内の検査機器のトレーサビリティを示しています。
実際にトレーサビリティを確保するために以下を行っています。
比較の連鎖が途切れてはならない。校正の連鎖の各段階において測定の不確かさが分かっていなければならず、それによって測定の不確かさの合計を計算することができる。原則として、上位の測定器は3倍から4倍の測定精度を持つ必要がある。
校正チェーンの各段階を実施する機関はすべて、認定によってその能力を証明しなければならない。
校正は適切な間隔で繰り返さなければならず、要求される測定精度と技術要件に依存します。
WIKA校正ラボは、温度、圧力、直流電流、直流電圧及び直流抵抗について、ISO 17025 / ILAC-MRAに準拠したドイ、シンガポール、アメリカなどの国家認証を受けています。ご興味のある方は、メールにてお気軽にお問い合わせください。
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