株式会社吉田SKT

【解決事例】ポリプロピレン熱溶着板の寿命が5倍になるコーティング

UPDATE   最終更新日: 2024-11-18 08:06:44.0
フッ素樹脂コーティングに比べて、離型効果が5倍に長持ちする非粘着コーティングの採用事例をご紹介します。

■お悩み
ポリプロピレン製のサニタリー用品を製造する熱板溶着では、糸引きが起きやすいため、熱板への非粘着(離型)コーティングは必須です。
お客様ではPFAコーティングをしていましたが、コーティングの劣化が早く、1週間程度で熱板の取り換えが必要となっていました。

■背景
高温で部材との接触/離型を繰り返す今回の事例では、コーティングの効果がすぐに落ちていました。熱板を交換してコーティングを再加工するには設備の調整、予備品の準備などが必要です。非粘着性に優れ、かつ高温環境でも長持ちするコーティングが求められました。

■採用されたコーティング
FSR(フロロスーパーリリース)HR-372AP

■採用の経緯と効果
吉田SKTでは、高温での離型性に優れることをコンセプトに開発された「FSRコーティング」など、複数のサンプルをご用意。実機テスト前に、弊社にてこれらのサンプルで離型性を確認し、高温環境で実績のある「FSRコーティング」を実機試験していただくことになりました。以前のPFAコーティングに比べ5倍以上の期間にわたって離型効果が持続。コーティングの寿命は申し分なく、ご採用いただきました。

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基本情報

■FSR(フロロスーパーリリース)

離型性と「熱時硬度」(高温での膜硬度)を兼ね備えた、フッ素系離型用コーティングです。

フッ素樹脂のなかで、PFAやFEPは溶融樹脂の離型に優れた効果を発揮しますが、使用温度が
高くなると塗膜が柔らかくなり、使用できないことがあります。

また、PTFEは熱がかかった際の硬度低下は低いものの、PFAやFEPに比べて離型しにくい場合が
あります。

FSR(フロロスーパーリリース)は、PFAやFEPなみの離型性に加え、200℃以上での使用に
耐える優れた熱時硬度を実現しました。

■特長
・溶融樹脂に対する優れた離型性
・高温条件でも衰えない離型効果

※詳しくはPDFをダウンロード頂くか、お問い合わせください。

価格帯 お問い合わせください
納期 お問い合わせください
型番・ブランド名 FSRコーティング
用途/実績例 ■用途
・樹脂熱溶着板
・ヒータープレート
・接着剤等の離型
・接着剤撹拌容器、羽根、漏斗など

お問い合わせ

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