生産設備の”切断刃”に粘着剤がくっついて、切れ味を損なったり、製品を汚したりするトラブルはありませんか。
■自動化の妨げ
工程の自動化には、人の手を必要としないことや連続が欠かせません。
刃物に粘着物が付着するような現象が起きている場合、そのラインを自動化するのは難しくなります。
■清掃回数の増大
刃物の清掃が頻繁に必要な場合、想定時問内に生産ができないなど生産効率の低下します。
また、作業時問の増加による残業などのコスト増、さらには作業者の安全性への懸念もふくらみます。
■製品への付着、製品汚れ
刃物についた粘着剤や材料が次にカッ卜する製品に付着すると不良品となったり、後工程での修繕が必要になったりします。
また刃物の切れ味が悪くなることで、カット形状が乱れて問題になる場合もあります。
吉田SKTにはそのようなトラブルを解決できるコーティングがあります。
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基本情報
■吉田SKTには、刃のなまりや刃の形状変化を起こさないコーティングがあります。
・数μの薄膜コーティングで刃先までしっかりくっつき防止
・刃物がなまりにくい低温加工
■刃のきれい味を確保しつつ、トラブルをカイゼンする刃物に適したコーティングバリエーション
【離型性+耐溶剤】
加工品番 MRS-102
処理温度 180℃程度
種類 シリコーン系
膜厚 5-15μm
【離型性+タック性】
加工品番 MRS-004
処理温度 180℃程度
種類 シリコーン系
膜厚 1-2μm
【離型性+高硬度】
加工品番 MRS-014
処理温度 180℃程度
種類 シリコーン系
膜厚 1-2μm
【離型性+滑り性】
加工品番 MRS-003
処理温度 200℃程度
種類 シリコーン系
膜厚 1μm程度
【離型性+精密性】
加工品番 TLS-200
処理温度 100℃以下
種類 フッ素樹脂系
膜厚 1μm以下
価格帯 | お問い合わせください |
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納期 | お問い合わせください |
用途/実績例 | 【解決事例】 多層フィルムを連続カットする工程 ■問題 フィルムのー層目に粘着剤の層があり、ロ一ル刃に粘着剤が付着。 付着により力ット不良やライン停止の卜ラブルが発生。 ■課題 ロ一ル刃に粘着剤が付着することなく、連続してカットを行える刃物にするため、付着防止のコ一ティ ングには優れた離型性と耐久性が要求された。 当初耐久性と離型性に優れるバイコート(R)を選択。 膜厚は10μmほどで、刃物の見た目には変化がなかったが、実際に力ッ卜してみると切れ味が悪くなって使用できない状態になってしまった。 次に。薄膜で刃先の形状にほとんど影響を与えることのないシリコ一 シ系コ一ティ ングをご提案したが、多層フィルムの粘着層の粘着力が高く、カットはできるものの貼り付くトラブルが発生した。 ■採用の経緯と効果 ロ一ル状の刃物は、刃先をフィルムに押し付けて圧力で力ッ 卜するため、製品との擦れほとんどなく摩擦が起きにくい形状。 そのため離型性に優れ 薄膜ながらタック性があるMRS-004を提案。 テストの結果、刃先の形状変化がなくカッ卜性を維持しつつ継続的にトラブルの解決することができた。 |
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