「金型 かじり」とは、
金型に樹脂がくっついたり引っかかったりして、成形品に傷や欠陥が生じる現象のことを指します。
金型のゲートやフラッシュ面などに樹脂がくっついたり、成形品の表面に金型の模様が付かなかったりすることが原因となります。
金型にかじりが起きると、成形品の外観品質や寸法精度が低下するため、製品の品質が悪化する可能性があります。
また、金型の修理やメンテナンスが必要になるため、生産性にも悪影響を及ぼすことがあります。
【金型のかじりを防止する方法】
表面処理:金型表面を適切に処理することで、樹脂が金型にくっつきにくくなります。
ゲート設計の改善:樹脂の流動性や引き抜き時の力のバランスを考慮したゲート設計を行うことで、金型のかじりを防止することができます。
成形条件の最適化:成形条件を最適化することで、樹脂が金型にくっつきにくくなります。例えば、成形温度や射出速度、射出圧力、保持圧力などの成形条件を適切に設定することが大切です。
金型のメンテナンス:適切なメンテナンスはかじりの発生を防止することができます。表面の清掃や、ゲートやフラッシュ面の修正、エアブローなどが効果的です。
基本情報
金型に用いられる一般的な表面処理として
1.メッキ処理
2.陽極酸化処理
3.フッ素樹脂コーティング
4.鏡面加工
5.電解研磨
6.DLC
7.TiN
等があげられます。
しかし、従来の表面処理では強度や離型性など、それぞれほしい機能が満たされず、
思うように改善できない場合がございます。
この「強度+フッ素樹脂コーティング並みのくっつき防止・すべり性」の組
み合わせを実現した技術が当社のオリジナル表面処理『BICOAT(バイコート)』
です。
【主なバイコート(R)のタイプ】
■NYK-01
・ニッケル系金属被膜にふっ素樹脂を複合した表面処理
■NOO-01
・クロム系金属被膜にふっ素樹脂を複合した表面処理
■TYS-03
・金属基材中の鉄イオンと反応させた化成被膜中にふっ素樹脂を
融合した表面処理
■NYN-11
・アルミナ被膜にふっ素樹脂を複合した表面処置
■CTT-200
・金属被膜にシロキサン系樹脂を複合した表面処理
※詳しくは”PDFダウンロード”をクリックいただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
価格帯 | お問い合わせください |
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納期 | お問い合わせください |
型番・ブランド名 | バイコート|BICOAT |
用途/実績例 | 【用途】 ■ゴムの射出成形金型 ■寸法精度を必要とする金型離型用 ■耐摩耗と滑りを必要とされる部品 ■耐摩耗と非粘着性を必要とされる部品 ■粘着剤および粘着物の離型 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 |
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