株式会社吉田SKT

イジェクタピンの離形抵抗を低減する方法とは?表面処理で対策

最終更新日: 2024-12-11 19:02:31.0
表面処理技術でイジェクトピンのトラブルを解決!柔らかい樹脂でもはりつきにくく難なく脱型

■イジェクトピンとは
押出しピンとも呼ばれ、成形品を金型から押出して取出すために金型に組み入れられているピンのことです。
イジェクトピンはほとんどの射出成型金型で使用され。形状、材質、大きさなどさまざまなものがあります。
丸ピン、角ピン、中ツバピンなどの形状や、SKD-61、SKH-51などの材質の組み合わせで脱型に適切なピン選びが大切です。

■イジェクトピンの離形抵抗を低減させる方法
イジェクタピンの離形抵抗を低減するためには、金型の設計、ピンの配置や形状選択、成形条件の見直しなどの
方法があります。しかし、はりつきやすい材質や、柔らかい樹脂の場合、ピンにはりつき脱型不良が発生します。
このような場合は、表面処理技術を活用して検討することが必要です。

■イジェクトピンの離形性を向上させる表面処理
イジェクトピンは金型から突き出す必要があるため、離形だけでなく耐摩耗性や寸法変化安定性が求められます。
吉田SKTのバイコートは、イジェクトピンへの採用で、スムーズな脱型を実現した実績があります。

バイコートの詳細はカタログをダウンロードしてご確認ください。

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基本情報

成形工程で、増産に対応するため成形時間を短縮したいというご要望でした。
従来より早い時間で金型から樹脂を脱型しようと試みたところ、まだ樹脂が十分に固まっておらず、
イジェクトピンが刺さって抜けなくなるトラブルが発生。そこで樹脂の脱型を良くするコーティングが検討されました。

「バイコート」は、非常に優れた離型性を備え、柔らかい状態の樹脂でもくっつくことなく滑らかに離型します。
寸法精度も良く、金型のように寸法精度が厳しいものにも心配なくコーティングができます。
さらに硬度が高いので金型のように高い圧力がかかる環境でも使用でき、生産効率の向上、部品の増産に成功しました。

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