鉄鋼業界では直接還元製鉄および電炉化、アルミニウム業界では資源循環および再エネ、化学産業では燃料転換と原料転換等、Scope 1, 2における脱炭素への取り組みが主軸とされている。Scope 3といったサプライチェーン全体に関わる取り組みはまだ課題が多く、どの産業もScope 3排出量の把握に本格的に取り組み始めたところである。しかし各業界がカーボンニュートラルを達成するにはサプライチェーン全体、産業間での協力関係を築くことが不可欠となっている。2050年まで27年を切った今、素材産業全体における競争・協調領域で連携を深めることにより素材産業全体のカーボンニュートラル実現につなげていくことが求められる。
本レポートでは国内企業素材産業のカーボンニュートラルに向けたScope 1, 2, 3の動向、各業界における政策、戦略等を取りまとめ参入企業各社の取り組みや今後の事業展開の方向性などを明らかにするとともに、素材産業全体のカーボンニュートラルを取り巻く環境や見通しについて分析を行っている。
発刊日:2023/09/28 体裁:A4/116頁
価格(税込):198,000円(本体価格:180,000円)
基本情報
各国政府が2050年のカーボンニュートラル達成を発表しているなか素材分野でも脱炭素に向けた動きが活発化している。我が国では国内排出量の約40%を産業部門が占めており、そのうち鉄鋼業界は40%、化学産業は15%などと多くのCO2を排出していることからカーボンニュートラル達成における重要セクターとみなされている。国内素材産業は各素材が独自のカーボンニュートラル戦略を立案、推進しているが素材産業全体での取り組みにまでは拡がり切れていないのが現状である。
■構成
第1章 素材産業のカーボンニュートラルに向けた動向と展望
第2章 サプライチェーンの川上企業の動向
第3章 サプライチェーンの川下企業の動向
第4章 素材産業の国内外の政策関連動向
■ポイント
※本レポートは、「鉄鋼業界のカーボンニュートラルに向けた動向と展望」、「アルミニウム業界のカーボンニュートラルに向けた動向と展望」、「化学産業のカーボンニュートラルに向けた動向と展望」の各CN動向を抜粋し、再編集したものとなる。
発刊日:2023/09/28 体裁:A4 / 116頁
価格(税込):198,000円(本体価格:180,000円)
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