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【技術資料】pHガラス電極の基本と注意点

最終更新日: 2024-03-13 16:51:16.0
pHガラス電極の構造と取扱い方法について易しく解説した入門者向け小冊子

とてもわかり易い内容ですので、これからpH計や電位差測定装置を初めて使う方の教材としても使えます。

基本情報

pHガラス電極は水素イオンと選択的に反応します。つまり、pHガラス電極はH+のイオン選択性電極とも言えます。イオン選択性測定の最も重要な部分は、特別組成のガラス膜にあります。この特別なガラス膜は、測定するために試料溶液中に浸されてある必要があります。溶液中にガラス膜が浸されていると、薄い(およそ1000Å=10-4mm)ゲル状の水和層を形成します。ガラス電極が水中に室温で浸されている場合、隔膜の膨張は24 ~ 48時間以内に完了します。pH電極のガラス膜の場合、この水和層の形成は、より高い温度で加速することがあります。 また腐食媒質、有機溶媒、F-を含む溶液では、この層が破損する可能性があります。...

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