プラスチックの最高峰の特性を持つ代表的なフッ素樹脂とは?
代表的な3つのフッ素樹脂について解説します。
■樹脂名
PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)
■特長
連続使用温度が260℃と最も高く、耐熱性のほか、非粘着性、低摩擦特性などに
も優れています。
■別名
四フッ化エチレン、4F
■樹脂名
FEP(パーフルオロエチレンプロペンコポリマー)
■特長
PTFEを改良した樹脂で、連続使用温度200℃をになります。
熱溶融粘度が低く、PTFEでは不可能だった射出成型による成形が
可能になりました。耐熱温度はPTFEよりも低くなりました。
■別名
4F6F、四・六フッ化
■樹脂名
PFA(パーフルオロアルコキシアルカンポリマー)
■特長
PTFEの改良樹脂でPTFEと同じ260℃の耐熱性を有します。
溶融粘度が低く、PTFEでは不可能だった射出成形も可能になり
ました。
▼フッ素樹脂についての詳しい解説は関連リンクURLをクリック!▼
基本情報
◆フッ素樹脂の特性◆
■非粘着性
付着性の強い粘着物に対しても離型がよく、付着しないか、または、付着しにくい性質のことです。
■撥水・撥油性
表面に水や油がついても良く弾きます。よって汚れがつきにくく簡単に洗浄できます。
■耐熱性・耐寒性
樹脂の中では耐熱性が高く、高温(260℃)に耐えます。また-260℃の低温にも耐えます。
■低摩擦性
滑りやすく低い摩擦係数をもっています。また、潤滑性に非常に優れています。
■耐薬品性
酸やアルカリ等の化学薬品に侵されたり、腐食することがほとんどありません。
被膜が薄いと被膜はおかされませんが、薬品・溶液が被膜を浸透して基材を腐食させますので、被膜を厚くして基材の腐食を防ぎます。
■電気特性
絶縁耐力(絶縁破壊の強さ)、体積抵抗率、表面抵抗率は大きく、電気絶縁性に優れます。
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