フッ素樹脂の代表的な樹脂9種類一覧
■PTFE
ポリテトラフルオロエチレンや四フッ化エチレンとも呼ばれ、すべり性、非粘着性、耐薬品性、電気特性に優れる白色のフッ素樹脂です。
■FEP
PTFEの次に開発された溶融性のパーフルオロポリマーで、TFEとヘキサフルオロプロピレン(HFP)との共重合体です。
PTFEに比べ連続使用温度は劣りますが、成形加工性や非粘着性に優れています。
■PFA
PTFEと同等の耐熱性で溶融粘度を下げて開発されたフッ素樹脂です。
テトラフルオロエチレン(TFE)とパーフルオロビニルエーテル(PFVE)との共重合体です。
■ETFE
TFEとエチレンとの共重合体で、部分フッ素系になります。
非常に加工性が良い樹脂ですが、パーフルオロポリマーでないため、耐熱性、耐薬品性は上記3種に比べて低下します。
基本情報
■ECTFE
クロロトリフルオロエチレン(CTFE)とエチレンとの共重合体です。フッ素樹脂の中では機械的強度や加工性に優れます。
ETFEに比べて、難燃性と硬さに優れています。
■PCTFE
クロロトリフルオロエチレン(CTFE)の単独重合体で透明で硬く、ガス透過性がフッ素樹脂の中で最も小さいのが特徴です。
■PVdF
フッ化ビニリデン(VdF)の単独重合体です。硬くて、フッ素樹脂のなかで最も誘電率が高く、高温では極性溶媒に溶解します。
■PVF
フッ化ビニル(VF)の単独重合体で成型が難しいため、フィルムが主用途となっています。
■TFE/PDD
非晶質フッ素樹脂で透明な樹脂です。紫外領域から赤外領域まで光透過性に優れ、低反射率、低屈折率などの光学特性を持ちます。
価格帯 | お問い合わせください |
---|---|
納期 | お問い合わせください |
用途/実績例 | フッ素樹脂の特性 ■非粘着性 付着性の強い粘着物に対しても離型がよく、付着しないか、または、付着しにくい性質のことです。 ■撥水・撥油性 表面に水や油がついても良く弾きます。よって汚れがつきにくく簡単に洗浄できます。 ■耐熱性・耐寒性 樹脂の中では耐熱性が高く、高温(260℃)に耐えます。また-260℃の低温にも耐えます。 ■低摩擦性 滑りやすく低い摩擦係数をもっています。また、潤滑性に非常に優れています。 ■耐薬品性 酸やアルカリ等の化学薬品に侵されたり、腐食することがほとんどありません。 被膜が薄いと被膜はおかされませんが、薬品・溶液が被膜を浸透して基材を腐食させますので、被膜を厚くして基材の腐食を防ぎます。 ■電気特性 絶縁耐力(絶縁破壊の強さ)、体積抵抗率、表面抵抗率は大きく、電気絶縁性に優れます。 |
関連カタログ
お問い合わせ
※お問い合わせをすると、以下の出展者へ会員情報(会社名、部署名、所在地、氏名、TEL、FAX、メールアドレス)が通知されること、また以下の出展者からの電子メール広告を受信することに同意したこととなります。
株式会社吉田SKT
- フッ素樹脂 コーティングを知る
- 表面処理開発 新技術ご紹介
- 生産効率アップ! 表面処理の解決事例
- 非粘着コーティングを選ぶ
- 表面処理を知る
- 表面処理技術で 工程カイゼン!
- 【無料進呈中】 コーティング体感!体感キットはこちら
- 事例ピックアップ 業界別の表面処理
- 金型成形採用事例/表面処理の活用
- フッ素製品取扱い
- 設備エンジニア必見の資料満載「コーティングMAGAZINE」
- 新分野の表面処理 ロボットの導入 ・ CFRPの活用に!
- フッ素樹脂 ライニングを知る
- 最適な機能性表面処理を選択
- 自動車部品分野で選ばれる表面処理
- 半導体・電子分野で選ばれる表面処理
- 食品分野で選ばれる表面処理
- 化学工業分野で選ばれる表面処理
- 医療分野で選ばれる表面処理
- pfas関連記事
- すべての製品・サービス