赤外分光法とラマン分光法の比較について、各分光法と得られる
スペクトルの特長を紹介します。
赤外分光法とラマン分光法はどちらも分子の振動エネルギーを調べる
振動分光法ですが、各分光法で得られるスペクトルの形状は同⼀物質を
測定しても互いに異なります。
⾚外分光法とラマン分光法は相補的であり、どちらか単独の分析では得られない
情報も、2つの分析を⾏うことによってより詳細で正確に得ることができます。
なお、詳細は掲載カタログにてご紹介しておりますので、是非ご一読ください。
【⾚外分光法 特長】
■振動に伴い双極子モーメントが変化する時に赤外吸収が起きる(赤外活性)
■電子の偏りが生じる(分子の対称性が崩れる)振動は赤外活性が高い
※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
基本情報
【ラマン分光法 特長】
■振動に伴い分極率が変化する時にラマン散乱が起きる(ラマン活性)
■同じ原子から成る分子や電気陰性度の差が小さいなどの対称性が高い
■対称性が高く、対称性を保ったまま伸縮する振動はラマン活性が高い
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株式会社アイテス