共立エレックス株式会社

焼成セッター用セラミックス基板(開発品)

最終更新日: 2022-11-28 13:46:39.0
焼成プロセスに、最適化した「セッター用セラミックス基板」で フェライト基板や金属粉末射出成型(MIM)製品の焼成お手伝いします

焼成プロセスで用いられる「バッチ式真空焼成炉」での生産効率の改善は大きな課題です。
1つの目のご提案は、「多段積み」による焼成プロセスの生産効率改善です。
従来のセラミックス敷板(7mm厚)を「当社の焼成セッター用セラミックス基板(1mm厚)」に変えることで、棚板段数を16段から18段に増やすことが可能となり、12%も焼成積載効率が改善されます。
また、同じワーク数でも「より厚いワーク」が焼成可能となり、焼成炉の幅広い活用が可能となります。
2つ目のご提案は、「微小凸型の多孔質セラミックス加工」です。
焼成品質に影響を与えるプロセス条件の中で「脱媒性能・特性」は重要で、種々の多孔質セラミックス材料の活用が工夫されています。
これら多孔質セラミックス基板技術に加えて、「微小凸型の多孔質セラミックス加工」を施したセッター用セラミックス敷板を用いることで、焼成ワークの底面部にスペースが確保できることから脱媒効率や脱媒性能が改善されます。

基本情報

1「多段積み」による焼成プロセスの生産効率改善

基本材質は「アルミナ96%や99%」から選択可能
 (ジルコニアは開発中)
アルミナ:96% (当社型番:KA62)
アルミナ:99% (当社型番:KA91)
気孔率:15~30%で調整可能
「15~20%」,「30~35%」を標準化
細孔径は:0.3μm以下
基板厚み(標準):0.28~1.50mm
(3~4mmもカスタム対応可能)

2「微小凸型の多孔質セラミックス加工」

凸の形状、高さ、嵩上げ、凸と凸の間隔Pitch、凸のドット数、など
設計にあたり、御社のご要望をお聞かせください。

価格帯 お問い合わせください
納期 お問い合わせください
用途/実績例 「用途例」

金属粉末射出成型製品やチタン系などの焼成用治具(セッター)
フェライトなどのセラミックス系材料の焼成用治具(セッター)
セラミックスフィルター材料(気体,液体)
陶器などの釉薬焼成時の炉内付着の防止板


「サイズ」
150x150
180x180
など、ご要望のサイズ(カスタマイズ可能)


厚み 原則0.2~1mmですが、1mm以上の厚みはお問い合わせください


「形状」「配列」「配置」など
例 

凸の高さ(厚み)15um
凸の形状 円形 半径0.15mm
凸と凸の間隔(Pitch)0.25mm
凸の排列方法(配置方法)など


お問い合わせ

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