「カンバン生産方式」を採用し、1ライン15品種の製品を生産していますが、
多い日では8回の「段替え」が必要です。
段替えをビデオ撮影し、状況を分析したところ「設備総合効率」や
「正味稼働率」が下がっていることが判明しました。
そこで、保全設計担当と打ち合わせをし、段替え自働化をしました。
マコメ研究所製リニアエンコーダー「SIE-140(インクリメンタル)」、
「SAE-200(アブソリュート)」をモーター駆動厚み調整機に搭載。
カイゼンの効果として、時間稼働率が上昇し、段替ロスがお金を産む生産に
変わりました。初期投入費は4,852,600円ですが、費用対効果 約13稼働日で
金額損失を改善しました。
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基本情報
【事例概要(一部)】
■トラブル事例
・段替え時、ワークの種別変更で「機械の高さ調整」や「 幅調整ロス」が発生
■トラブル状況と損失
・段替え頻度:5回/28,800秒
・ライン停止損失:385,500円/1日
・年間ライン停止損失:92,520,000円
■カイゼンのポイントと期待できるお客様効果
・0.1~0.025mmの分解能があり、繰り返し精度が出るためワンタッチで段替えが
可能
・磁気式エンコーダーなので、環境、雰囲気の悪い箇所で影響がない
・磁気式スケールは、非磁性材料(アルミ、ステンレス)で囲っても
動作に影響が無い(現場作業者の安易な調整防止など)
■カイゼンの効果とメリット
・段替え頻度:5回/28,800秒
・段替え停止時間:28秒/1回
・年間ライン停止損失:1,233,360円
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