一般財団法人材料科学技術振興財団 MST

固体試料表面の質量分析法の使い分け

最終更新日: 2021-03-11 12:25:06.0

上記では、電子ブックの一部をご紹介しております。

カタログ発行日:2021/03/11
TOF-SIMS, MALDI-MS
代表的な固体試料表面の質量分析法であるTOF-SIMSとMALDI-MSでは、ともに定性分析やイメージング分析が可能です。ハードイオン化法を利用すTOF-SIMSでは、質量が数百までの無機・有機成分を高感度に検出できます。一方、ソフトイオン化法を利用するMALDI-MSでは、数千~数万の高分子を検出できます。また、照射ビームの径に依存してイメージの空間分解能も異なります。目的成分やイメージング視野の大きさなどに応じて、両手法を使い分けることが有効です。

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